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1.危ない手形の見分け方 2.紛失・盗難事故にあった場合 3.危ない手形割引業者の見分け方 4.危ない取引先の見分け方 5.『How to 裏書』 6.融通手形の見分け方ワンポイントアドバイス
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危ない取引先の見分け方

 最近、上場企業や老舗といえどもいつ倒産するかわからない時代となりました。特に民事再生法施行後は、企業の倒産するまでの時間は、以前に比べかなり早くなって来ています。そのような状況において、今までの取引先が、これからもずっと大丈夫という保証は、ありません。取引先のちょっとした変化を見逃さず、与信管理に役立つポイントをお教え致します。

2.会社の内容
副業が多過ぎる会社
  インチキ会社やパクリ屋の法人登記簿謄本を閲覧すると、その事業種目に、建築、不動産売買、ホテル、飲食業、宝石の販売、各種保険代理店、食料品、機械の販売等、凡ゆる種目が記載されているのに驚く。 どれが本業か判らない企業、いろいろと新事業に手を出し、それらのすべてが後発であり、経験不足、資金不足で失敗し、遂に本業も失敗し倒産する企業が多い。
約束がくるくる変わる会社
  手形の決済日が変わる、支払日が変わる。金策に追われ、請求書が未着と言って支払を1月先に延ばす等、約束を守らない会社、集金に行ったら、今経理係が社印を持出したとか、社長不在で来月の支払にしてくれとか言い訳ばかりして、約束した内容を忘れてしまう会社は倒産に近づいていると見てよい。
給料の遅配が始まった会社
  女子社員の集団退職が出たり、優秀なセールスマンが転職してくると、給料の遅配が始まったと見てよい。
労組との関係が悪くなってきた会社
  労組がある会社は従業員も多く、中堅以上の会社の場合が多い。ワンマン社長で、社員の給料を安く押えたり、また労組が強すぎて、世間水準以上の高賃金を要求したりして、会社の前にしょっちゅう赤旗が立ち並ぶ会社がある。 労使紛争が続くと世間や取引先の信用を失い、闘争が長期化し倒産への道をたどることになる。
保証かぶりが目に付く会社
  中小企業では自社のもっている信用力だけでは信用度が十分でない場合には、親類や知人、その他なんらかの関係のある第三者に保証をして貰うケースが多い。しかし、保証先の倒産で保証かぶりになると殆どが無担保、無保証が多いので大損害となる。 大体保証かぶりの経営者にはお人好しが多く、頼まれればイヤと言えない性格の人が多い。
扱い商品が斜陽化を辿っている会社
  会社の寿命は僅か30年と言われている。「重・厚・長・大」型商品から「軽・薄・短・小」型商品へ産業構造はどんどん変化しつつある。扱い商品の斜陽化が進み、単品経営に頼っていると気がついた時は、業界全体が斜陽業界となり、企業そのものも倒産ということになる。 今後ますます商品サイクルは短かくなり、新旧の入替えが激しくなってくる。取引先の主力商品は何か、常にチェックすることだ。
倒産後第2会社で2年未満の会社
  第2会社は倒産前歴のある問題会社であり、そしてマイナスのハンディを背負った会社である。最近は競争が激化し第2会社で経営を続行する会社が少なくなってきた。 ヨチヨチ歩きの第2会社が立ち直るのには最低5年位かかると見てよい。倒産前歴をよく調査してかからないと失敗を招くことになる。
ウソを付く会社
  会社の性格は即経営者の性格である。 ウソをつく会社にはウソをつく経営者がいる。上がやれば下も見習い社員もウソをつくようになる。一時的なウソが段々と発展し、信用を益々低下させることになる。 「けっして迷惑をかけません」と云って、親類、知人、友人、銀行、取引先をだまし、融手を取交し倒産への道を早める。ウソをつく会社は殆どつぶれると予想してよい。このような経営者は倒産すると金融ブローカーやパクリ屋に転身するケースがある。ブローカーやパクリ屋の前身は意外と倒産前歴のある中小企業の経営者出身がいるものだ。

 



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